*2016年7月16日更新版。
私は過去にヤマダ電機の「WiMAX」を使っていたことがあります。また、UQコミュニケーションズなどに電話でサービス内容の問い合わせをしました。それの内容も踏まえて、「WiMAX」と「WiMAX2+」の違いを解説します。
決定的な違いは「WiMAXでは『ノーリミットモード』が使えること」
「WiMAX」(ワイマックス)の回線では、速度制限がない「ノーリミットモード」が使えます。ノーリミットモード(WiMAX回線)は、2015年春から順次下り最大 13・3 Mbpsになっています。ですが、文字通り速度制限が一切ありません。
なので、動画視聴などをよくする人は「WiMAX2+」(ワイマックスツープラス)に加えて、「ノーリミットモード」(WiMAX回線)も使えるWiFiルーターを選ぶのも一手だと思います。
「Speed Wi-Fi NEXT W01」などではノーリミットモードが使えない
「Speed Wi-Fi NEXT W01」(ファーウェイ)」や「Speed Wi-Fi NEXT W03」(ファーウェイ)などでは、「WiMAX2+」は使えますが、ノーリミットモードの「WiMAX」が使えません。
なので、ネットのヘビーザーについては、長時間の動画視聴等に便利な「ノーリミットモード」のある「WX01」(NEC)を選択するのもアリだと思います。
WiFiルーターの新製品「W01」と「WX01」の比較については、当ブログの次の記事でまとめています。
・【WiMAX2+ならどっち?】 「W01」 vs 「WX01」 【比較,口コミ・評判】
「WiMAX」回線をハイパワーでつかめるWiFiルーターがおすすめ
ノーリミットモードが使いたい場合、製品のスペックで対応通信方式に「WiMAX2+」に加えて「WiMAX(ハイパワー)」も入っているものがよいです。ハイパワーの方が、電波をつかみやすいのだそうです。
「ノーリミットモード」と「WiMAX2+」の両方が使えるルーターは?
「ノーリミットモード」(WiMAXハイパワー)と「WiMAX2+」が両方使えるルーターは次のとおりです。
※ ただし、価格.comの口コミを見てみますと、「WX01」については「手動ではノーリミットモードに切り替えができない」との声も見受けられます。
・「Speed Wi-Fi NEXT WX01」(NEC)
・「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ NAD11」(NEC)
・「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15」(ファーウェイ)
・「URoad-Stick」(シンセイコーポレーション)
※ 「URoad-Stick」はスティックタイプ。
リンク先は、価格.comの商品情報です。
上記に加えて、2015年3月発売の据え置き型ルーター「URoad-Home2+」も、下り最大110Mbpsの「WiMAX 2+」と下り最大40Mbpsの「WiMAX」(ハイパワー)に対応。
「URoad-Home2+」については、次の記事で解説しています。
・【最新まとめ】 URoad-Home2+ 【特色,口コミ・評判】
「UQ WiMAX」と「GMOとくとくBB」、そして「@nifty」に電話で聞いてみたのですが、2015年2月3日現在ですと、「UQ WiMAX」では、「NAD11」はすでに在庫切れ。「GMOとくとくBB」や「@nifty」には「NAD11」の在庫があるということでした。
「WiMAX」と「WiMAX2+」の違いを簡単に言うと?
「WiMAX」という呼称が広く流通しているため、「WiMAX」と「WiMAX2+」をひっくるめて「WiMAX」と呼んでいるケースも多々あるかと思います。
ただ、厳密に言うと、「WiMAX」と「WiMAX2+」は別物です。
WiMAXを運営するUQコミュニケーションズに「WiMAX」と「WiMAX2+」の違いを電話で聞いたところ、次のような回答でした。
「『WiMAX』は3G回線、『WiMAX2+』はLTE回線のようなもの」
要はお互い別回線、かつ「WiMAX2+」の方がずっとスピードが速いということですね。
スピードテストの結果は?
冒頭の動画で、「WiMAX」回線と「WiMAX2+」回線(ハイスピードモード)のスピードテストをしています。
実測速度は、「WiMAX」回線(WiFiルーター「URoad-8000」)は、下り 5・11 Mbps、上り 4・44 Mbps、「WiMAX2+」回線(WiFiルーター「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD14」)は下り 29・92 Mbps、上り 7・69 Mbpsとなっています(スピードテストは、動画の2分20秒あたりから)。
ノーリミットモードでの動画視聴は何とか可能?
上記は、ノーリミットモードでサイト・チェックや動画視聴しているようす。上記の動画の例では、「何とか動画視聴もできるレベル」という印象です。
速度が2Mbpsあれば高画質動画の視聴が可能?
ネット上の口コミですと、速度が2Mbps程度あれば、高画質の「720p」での動画視聴も可能なようです。
通信モードの種類は?
UQコミュニケーションズのルーターには、複数の通信モードが使えるものが多いです。
通信モードには次の3つがあり、ルーターによって、すべてのモードが使えたり、「WiMAX」と「WiMAX2+」の2つのみ使えたり、「WiMAX2+」と「au 4G LTE」のみが使えたりします。
〇 ノーリミットモード(WiMAX)
速度制限ナシで最大速度下り40Mbps(2015年春からは下り最大 13・3 Mbps)の「WiMAX」が利用できます。
〇 ハイスピードモード(WiMAX2+)
最大速度下り110Mbps(まもなく220Mbps)でハイスピードの「WiMAX 2+」が利用できます。
〇 ハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE)
auの「4G LTE」が利用できます。auの回線の方が、「WiMAX」や「WiMAX2+」の回線よりもエリアが広いという特色があります。
「WiMAX2+」の方が速度が速い
「WiMAX 2+」のサービスエリアは、順次最大速度は 220 Mbpsに拡大しつつあります。
一方の「WiMAX」の方は、最大速度下り 40 Mbpsでしたが、2015年春から下り最大13・3Mbpsに切り替わっていっています。
WiMAX2+ のエリアは全国に拡大中
スピードの速い「WiMAX2+」ではありますが、現在のところは、「WiMAX回線」よりもエリアが狭いようです。
サービスエリアは公式サイトの次のページで確認できます。
(公式ページ)
・サービスエリア
お知らせ
facebookのページも開設しています。よろしければのぞきに来てくださいね。
(facebook)
・ゼロからわかるWiMAX
UQコミュニケーションズ以外もサービスを提供している
「WiMAX」も「WiMAX2+」もUQコミュニケーションズが運営するモバイル回線。UQコミュニケーションズは、「UQ WiMAX」を手掛けています。
ですが、UQコミュニケーションズから回線を借り受けて、とくとくBB、@nifty、ソネットといった会社もサービスを提供しています。「WiMAX」と「WiMAX2+」は、扱う会社によってルーターの価格が違ったり、1~2万円のキャッシュバック・キャンペーンがあったりしますので、一通り比較検討してみるとよいと思います。
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